子猫に配慮したキャットフードとは
小さな子猫の時から飼う場合、何を食べさせるかはとりわけ配慮が必要です。子猫は抵抗力が弱く、ウイルス感染もしやすいです。子猫の成長時期によって、与える食事も小刻みに変化します。
子猫に必要な栄養素
まずは「たんぱく質」「脂質」ですが、成猫に比べて高たんぱく質な食事が必要な時期です。身体が作られる時期ですから骨関節や歯の形成に欠かせない「カルシウム」や「リン」、「マグネシウム」などのミネラルが必要です。人間用のベビーフードは与えません。「子猫用」の、猫にとって高い栄養素を含んだミルクhttp://www.sandiegoperforms.com/ARTSTIX/index.html、離乳食を選びましょう。
生後15日頃まで
人間と同じく猫も、母猫のミルクが一番の栄養です。子猫は「母猫の初乳」により免疫力を強くし、脳や目の発達をサポートします。事情があって母乳が飲めない子猫には、高たんぱく質の「猫用ミルク」を与えます。小さな赤ちゃんのうちは根気強くスポイトで1滴ずつ与えましょう。少しずつ大きくなるにつれて、哺乳瓶で飲めるようになります。気管に入ると危険なので、口の中に流し込むような与え方はしないで下さい。
生後3週間頃から
歯茎に触ってみて、子猫にトゲトゲした「乳歯」が生えてきたら、離乳食を与えましょう。オススメは、動物病院で高栄養食を購入することです。子猫の離乳食は市販でも様々な物がありますが、添加物を含まず、安心できるメーカーの物を選びたいですね。子猫用のドライフードを水でふやかして与えている人もいます。離乳食を与える時は…
- 舐めさせる程度からスタートして、最初の4日程はごく少量にする
- 10日ほどかけて、ゆっくり哺乳と離乳食を半分ずつの割合にしていく
- 便がきちんと出ているか、下痢の状態になっていないか確認しながら、回数、量を少しずつ増やす
- 無理に食べさせない
- どんどん自分で食べる子猫は、離乳食を与えて4日経っていれば食べさせても大丈夫
- ひどく下痢をしたり、嫌がって食べないようならいつも通り哺乳しつつ離乳食の種類を変える
これらのポイントに注意して、よく便をチェックしながらゆっくり離乳させます。新鮮な水をいつでも用意して、子猫が自分で飲めるようにしておきましょう。
6週から8週目
離乳期が完了して、水と子猫用のキャットフードを食べられるようになります。子猫は成猫の「3倍のエネルギー量」が必要と言われています。子猫用のキャットフードは高カロリー高たんぱく質に作られています。それでもまだ身体が小さいですから、一度にたくさんは食べられませんね。1日に5回位に分けて子猫用のキャットフードを与えましょう。ドライフードを最初からカリカリと喜んで食べる子猫もいます。なかなか食べてくれない時は…
- 少し水でふやかして与えると良い場合がある
- 性格がデリケートな子猫には、少量を口元にそっと持っていくと食べてくれることがある
- 他の猫や母猫がいる場合、そばでキャットフードを食べさせると興味を持つようになる
柔らかいキャットフードを与えるだけでなく、カリカリとした子猫用キャットフードや、食塩や添加物の入っていない「猫用の煮干し」などを与えて、歯の健康にも気を配りたいですね。