成猫用のキャットフードについて

1.子猫用から成猫用キャットフードの切り替え

生後12か月~6歳頃までの猫を成猫と呼びます。
1歳を過ぎると猫の成長期は終わり、体重があまり増えなくなります。
その頃を目安に、キャットフードを成猫用に切り替えましょう。
子猫用のキャットフードは栄養価が高く、カロリーは成猫用のキャットフードの3倍近くあります。
子猫用のキャットフードを与え続けることで、カロリーの過剰摂取となり、肥満の原因となるため、タイミングをみて切り替える必要があります。
また、生後6か月程で去勢や避妊手術を受けられるようになりますが、手術をした猫はホルモンバランスが乱れ、肥満になりやすくなるため、早めに成猫用のキャットフードに切り替えるようにします。

1-1.切り替えのポイント

子猫用のキャットフードから成猫用のキャットフードに切り替えるときは、突然行わないように注意が必要です。
何も問題のない猫もいますが、猫によっては初めて口にする成分に消化器官が対応できずに、下痢や嘔吐などの症状がでることがあります。
内臓にも大きな負担をかける可能性があるため、初回はこれまでのキャットフードを2割ほど減らし、新しいキャットフードを2割ほど混ぜます。
その状態を数日続けて、食欲不振や下痢や嘔吐をしなければ、新しいキャットフードの比率を増やします。
この作業を繰り返し、数日~1カ月ほどかけてキャットフードを切り替えましょう。

2.成猫用キャットフードの選び方

成猫に与えるキャットフードは、肉や魚などの動物性タンパク質が多く摂れる食材を主原料に使用した、「総合栄養食」という表記のあるキャットフードを選ぶようにしましょう。
十分な脂質を含む高タンパク質なフードを食べると、猫は満腹感を感じて食べる量を自分で調整します。
穀類が中心のキャットフードの場合、タンパク質や脂質が補われず、いつまでも満腹感を感じることができずに食べ過ぎてしまい、肥満になることがあります。
キャットフードの質を高めることで肥満はある程度解消できる可能性があるので、ダイエットフードに手を出す前に、いつものフードを改善してみましょう。

3.成猫へのキャットフードの与え方

総合栄養食は、そのほとんどがドライタイプのキャットフードばかりでしたが、現在ではウェットタイプの総合栄養食も増えてきました。
猫の反応をみて、どのキャットフードが好みなのかを探っていきましょう。
匂いや食感といった嗜好に富んだフードの他に、病気を予防するキャットフードや、病気を治療するキャットフード、毛並みを良くするキャットフードなどもあります。
栄養バランスを調整した市販のキャットフードを与えると便利で安心ですが、添加物や粗悪な原材料に不安がある方は、手作りのキャットフードも良いでしょう。
ただし、栄養バランスの偏りは病気のリスクを高めますので、猫が1日に必要とする栄養を十分に補える知識が必要です。
猫の健康状態や毎日の活動の様子、キャットフードに対する反応などをなるべくチェックし、猫に合ったフードを与えてあげましょう。

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