腎臓病の猫にはどんなキャットフードが良い?

1.猫にとっての腎臓の役割とは

腎臓は、健康で過ごすために欠かせない臓器ですが、多くの猫が年をとるにつれて腎臓病になりやすいといわれています。
その理由には諸説ありますが、肉食である猫はタンパク質を多く摂取します。
タンパク質を摂取すると尿素が多く作られ、それにより腎臓に負担がかかりやすくなるためといわれています。
腎臓の機能は、血液をろ過し、毒素や老廃物を尿にして排出させる働きがあります。
腎臓機能が衰えることで、血液中に毒素がたまり、食欲不振や嘔吐などの健康被害を引き起こします。
他にも、体液や、ホルモンバランスを調整するという働きもあります。

2.腎臓病の猫のためのキャットフードの選び方

2-1.タンパク質を抑えたキャットフードを

肉食の猫が健康に過ごすには質の良いタンパク質を適量摂ることが必要ですが、タンパク質を分解すると尿素が作られます。
これにより腎臓に負担がかかり、症状が悪化する可能性があるため、必要以上のタンパク質を与え過ぎないことも必要です。

2-2.リンの摂取量を制限する

腎機能が低下すると、リンが排泄されなり血液中に溜まります。
血液中のリンが体内のカルシウムと結合すると腎臓や骨が石灰化をおこし、症状が悪化します。
また、血液中のカルシウムも減少し、骨がもろくなります。
カルシウム濃度を調整するホルモンが刺激され、内臓の石灰化や骨の脱灰化を起こす可能性もあります。
このような病状を「高リン血症」とよびます。

2-3.ナトリウムなどの電解質も控える

腎機能が低下しているときは、ナトリウムを控えることも必要です。
ナトリウムを摂りすぎると血圧が上昇しますが、血圧が上がることによって大量の血液が腎臓に運ばれるため、腎臓に更なる負荷がかかってしまうと考えられます。
まれに、猫にアルカリイオン水を与える人がいますが、アルカリイオン水には水素をはじめ、ナトリウムなどのミネラルが通常の水道水よりも多く含まれているため、腎臓に負担をかけやすくなるので注意しましょう。

2-4.オメガ3脂肪酸で血液サラサラに

オメガ3とは、DHA・EPA・αリノレン酸などの、不飽和脂肪酸とよばれる脂質のことです。
主に青魚や植物からとることができる油で、人も猫も同様に、健康によい油として注目を集めています。
オメガ3脂肪酸は、常温でも固まることがないサラサラの油で、血小板の凝集を抑制し、血管を拡張させます。
このため、血液サラサラ効果が期待でき、高血圧や動脈硬化の予防にも良いとされています。
結果的に、腎臓への負担が軽減することにつながります。

2-5.不安な事は専門医を頼りましょう

以上のことを意識することで、腎臓病の予防や病気の悪化を妨げることも期待できます。
発症してしまった腎臓の病気や症状に関しては、なるべくすぐに専門医の診断や適切なアドバイスを受けるようにしましょう。
少しでも飼い猫に元気で過ごしてもらうために頑張ってくださいね。

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