原産国と原産地の違いとは?

1.キャットフードの原産国

キャットフードのパッケージには、原産国や原産地が記載されています。
原産国と原産地では、意味が全くことなることはご存知でしょうか。
記載されている情報を正しく理解し、キャットフードを選ぶときの参考にしましょう。

1-1.原産国とは

キャットフードに使用する原材料を調達し、加工した国が原産国です。
WTO(世界貿易機関)により、「実質的な変更を行った国を原産国とする」と定められているため、製品が2か国以上を跨いで製造された場合は、最後に加工された国が原産国となります。
実質的な変更とは、HSコード(関税分類)が変わる程度の変更のことで、材料の切断や撹拌、パッケージングや検査などは該当しません。
例えば、外国で原料を調達して成型されたフードの「タネ」が冷凍輸入され、日本国内で加熱加工された場合は「国産」として表示されます。

1-2.原産地とは

キャットフードの原産地とは、使用される原材料の産地のことを示しています。
国内で製造・加工されたキャットフードであっても、原材料が中国で生まれ育った場合は、原産地は中国であるということになります。
水産物に関しては、原材料がとれた水域の地名などが表示されます。
水産物や畜産物の場合、生育期間が一番長い地域が原産国として表示されます。
ただし、ペットフード安全法によると、原産地については特に規定はなく、もし原産地を記載する場合は、原産国と混同しなければ良いとされています。

2.安心できるキャットフードを選ぶために

原産国や原産地で、品質を見極めることは難しく、国産だから良い・外国産だから悪い、ということではありません。
日本のペットフードに関する規定は、先進国と比べると年月が浅く、ヨーロッパやアメリカの基準を参考にしています。
外国産のキャットフードでは、ドイツやイギリスなどは動物保護法が世界で最も早く設立され、厳しい基準や安全確認のもと、様々な高品質のキャットフードが作られています。
ただ、海外製品の場合は輸送によるコストのため単価の高い商品もあり、輸送中の温度管理が安定せずに、品質が落ちてしまうということも考えられるため、どの製品を選ぶと良いのかの判断をすることは、容易ではありません。

3.トレーサビリティシステムについて

ペットフードの安全志向が高まっている近年では、キャットフードにもトレーサビリティというシステムを導入するメーカーが増えてきました。
トレーサビリティとは、生産から最終的な消費や破棄した情報までが管理され、どこの誰が関わったのかを確認することができます。
製品の流通経路を追跡することができるため、より安全で安心なフードを購入することができます。

おすすめコラム一覧Related column