胃腸の弱い猫のためのキャットフード

1.猫が胃腸を悪くする原因

胃腸が弱く、下痢や軟便が続いてしまうと猫の体力や免疫力も落ちてしまいます。
猫がお腹を壊してしまう原因を特定することは獣医師でも難しく、対処療法などで様子をみることもしばしばあります。
以下の原因が考えられますが、環境や食事、猫の健康状態を常に観察することが改善の近道になることもあります。

・ストレス
突然環境が変わったり、不安や寂しさを感じる環境になったりすると、人間と同じように猫もストレスを感じます。
その影響で胃腸にダメージを受けることもあります。
・食べ過ぎ
ストレスから食べ過ぎることもあり、子猫の場合は置き餌を際限なく食べてしまうということもあります。
1日の給餌量や摂取カロリーを守り、毎回の食事量や猫の様子を観察する必要があります。
・キャットフードが合わない
急に別のキャットフードに変えた場合、胃腸が受け付けずに下痢や嘔吐を引き起こすことも考えられます。
キャットフードを変える場合は、これまでの餌に少しずつ混ぜるなどして、少しずつ慣らすことが大切です。
また、添加物や原材料にアレルギーがあったりすることもあるので、餌を変えた後の健康状態は常にチェックするようにしましょう。
・人の食べ物を食べた
牛乳や油を使った人の食べ物などは下痢の原因になります。
また、タマネギやカフェインを含む飲み物やチョコレートなど、猫にとって重篤な中毒症状を引き起こすので、絶対に口に入らないよう注意しましょう。
・季節の変わり目
季節の変わり目に、下痢やおう吐、食欲不振になる猫もいるようです。
・発情期
ホルモンバランスの影響を受けて、腸内バランスに変化が起こり、軟便になる場合があります。
・毛球の詰まり
毛球を飲みこんで腸に溜まってしまうと、腸壁を傷つけて下痢や軟便の原因になることがあります。
抜け毛の時期はこまめにブラッシングをして毛をあまり飲みこませないようにしましょう。
・ウイルスや寄生虫が原因
猫パルボウイルス感染症(FPV)やネココロナウイルス、猫免疫不全ウイルス感染症など、ウイルス感染が原因の胃腸炎にも注意が必要です。
慢性的な下痢や軟便の場合、ウイルス感染の可能性があるので、まずは動物病院に連れていきましょう。

2.どんなキャットフードを選ぶと良い?

胃腸が弱い猫のためのフードは、なるべく消化の良いものを与えるようにしましょう。
肉食動物である猫は、穀類や野菜の消化酵素が少ないため、穀類がメインのキャットフードでは消化不良を起こしやすくなります。
なるべく穀類の配合が少ない肉や魚がメインのものを与えてみましょう。
また、ドライタイプのものよりもウェットフードの方が水分量も多く消化吸収に優れているため、試してみてもよいでしょう。
市販されているキャットフードには、胃腸ケア用のフードも販売されています。
腸内バランスを整えるための栄養素が配合されていますが、原材料や栄養成分はメーカーによって様々です。
パッケージに記載されている成分表を確認し、猫に合ったフードを探してみましょう。
ただし、酷い下痢や軟便が長く続いたり、ほかにも不安な症状がでたりする場合は、すぐに動物病院で診察してもらいましょう。

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