ヨーロッパ産のキャットフード

1.ヨーロッパでのペットフードについて

欧州におけるペットフードの意識は日本よりも高く、歴史があります。
EU(欧州連合)においては、各国の法律や規則に基づき、法による規制が統一されています。
1970年に設立されたFEDIAF(ヨーロッパペットフード工業会連合)により、安全なペットフードの製造ルールや栄養の基準が設定され、さらに2006年に施行された飼料の衛生管理に関する規則により、ペットフードを含む飼料にもHACCP(危害分析重要管理点)の導入が義務付けられました。
ペットフードの製造工程における微生物汚染などによる危機を回避することが目的です。
キャットフードに使われる原材料の衛生管理における規則により、動物由来の原材料やそれを含むペットフードの輸出入には、健康証明書が必要になります。
他にも、ペットフードの種類ごとに微生物によるリスクに対応した製造・加工の過程が決められています。

2.国ごとのペット事情

2-1.ドイツ

ドイツには、500程の動物保護シェルターがあり、新しい飼い主が見つかるまで、無期限で保護されます。
犬猫の安楽死は健康状態など獣医学的な判断を元に、第三者に証明できる正当な理由がなければ許可されないため、日本のように簡単に殺処分されることはありません。
ドイツで作られるペットフードは、人間が食べる食品と同等のヒューマングレードであることが基準とされているため、粗悪な原料などは使用されません。

2-2.スウェーデン

スウェーデンでは、ヨーロッパ諸国の中でも特に動物愛護や動物福祉に力を入れている国で知られています。
例えば、無責任な衝動買いを防ぐために、店頭でペットを購入することが禁止されています。
猫の場合、知り合いや保護施設から引き取るもしくは、純血種はブリーダーから購入しなくてはいけません。
他にも犬を店頭などに繋いだまま6時間以上放置してはいけないなど、犬や猫に対する様々な厳しい法令が定められています。

2-3.イギリス・イタリア

イギリスでも、犬や猫を店頭で飼うことはできません。
保護施設やブリーダーから購入することが主流で、ペットにはマイクロチップやGPSをつけることが義務付けられています。
責任を放棄してペットを捨ててしまうことの抑制や、交通事故などによる生存確認のために活用されています。

3.ヨーロッパ産のフードを選ぶにあたって

ヨーロッパでのペットフードの基準は、日本やアジア諸国よりもはるかに進んでいるため、安全で安心な商品が多いと言えます。
ヨーロッパ産のヒューマングレードといったフードが日本国内でも人気ですが、インターネットで購入する場合は、日本語での表記や説明がされていない商品もあります。
成分や与え方、説明文などを正しく理解して購入するようにしましょう。
ヨーロッパのメーカーであっても、アジアなどの国外に生産工場を作っている場合、法や規制で厳しく管理していても、完全に守られるという保証はありません。
メーカーのホームページなどで、詳細を確認するようにしましょう。

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