キャットフードの味について(ビーフ・ラム)

1.ビーフ(牛肉)

ビーフを原材料に使ったキャットフードは多く、ドライフードやウェットフード、おやつなどにも幅広く使用されています。
良質なタンパク質や、ビタミンAやビタミンBなどのミネラルが補えます。
さらに、リノール酸やアラキドン酸といった脳や細胞の活性のために欠かせない必須脂肪酸も豊富に含まれています。
肉食の猫にとって、食いつきが良い食材です。
ただし、ビーフに含まれる脂質はカロリーも高いため、与えすぎには注意しましょう。
脂質を摂りすぎることで、心臓に負担を与えたり、肥満を招いたりする可能性があります。
キャットフードに使われるビーフには、細かく粉砕して作られたパウダーや、ビーフの加工過程で抽出されたビーフエキスなど、風味付けや食感をよくするために使用されたものもあります。

2.ラム(羊肉)

ラムとは、生後12か月未満の子羊の肉のことで、12カ月以上の羊はマトンと呼びます。
ラムは低カロリーで高タンパク質なうえ、ビタミンB群や鉄、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。
ラムは、低アレルギーのフードやプレミアムフードなど、質の高いキャットフードに使われることが多くあります。
そのため、コストもそれなりにかかります。
ラムは、羊が食べた植物に含まれる葉緑素がフィトールという成分に代わることで発生する特有の匂いがありますが、この匂いを好む猫は多いため、食いつきが良くなることも期待できます。
また、脂肪燃焼や抗酸化作用の高いL-カルニチンが豊富に含まれるため、脂肪の蓄積や糖尿病、腎疾患のリスクが減少する可能性があります。
キャットフードによっては、ラムキドニー(腎臓)やラムトライプ(胃)、ラムハート(心臓)、ラムラング(肺)など、内臓を使用しているフードも多くありますが、豊富な栄養素や独特の香りで嗜好性を高めます。

3.脂肪の摂りすぎに注意

ビーフとラムは、共通して豊富な栄養価と食いつきの良さが挙げられますが、 牛肉の脂肪の融点は40~50℃、ラム肉の融点は44~55℃のため、猫の体温では溶けません。
猫の平熱は、38℃~39℃が一般的です。
子猫の場合は若干高く、老猫の場合は少し低くなります。
体内に吸収されなかった脂質は排泄されますが、一部は体内に吸収され、蓄積されます。
そのため、摂りすぎることで肥満を招きやすくなるので注意が必要です。

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