キャットフードの添加物(合成調味料)

1.合成調味料とは

人工的に合成された調味料のことです。
キャットフードには、グルタミン酸ナトリウムなどのうま味調味料や人工甘味料などが使用されています。
キャットフードのパッケージには、「調味料(アミノ酸等)」などの表記がされています。
旨味を感じる味蕾を刺激する人工的な調味料で、キャットフードの食いつきを良くするために使用されています。

1-1.グルタミン酸ナトリウム

うま味を刺激するグルタミン酸ナトリウムはアミノ酸の一つです。
小麦やトウモロコシのデンプンに酵母を加えて作られた糖質や、サトウキビから抽出された糖を原材料に合成させています。
人間用の加工用食品にも昔から多く使用されており、健康被害についての議論は続いています。
動物実験では、過剰に摂取した場合に健康被害が確認されていますが、基準値内であれば、代謝により排泄されるため、問題はないとされています。
猫は動物性たんぱく質に多く含まれるアミノ酸の匂いを嗅ぎ取ることができるといわれているため、グルタミン酸ナトリウムを添加することで、食いつきが良くなります。

1-2.グリチルリチン酸アンモニウム

甘草(カンゾウ)という植物に多く含まれている成分で、人工甘味料として使用されています。
癖のある風味なので、人間用では、醤油やビールなどの味付けにも使用されています。
抗炎症作用や抗アレルギー作用があるので医薬品にも使われています。
基準値以内であれば問題はありませんが、過剰摂取により高血圧などの副作用の可能があります。

1-3.ビートバルブ

甜菜から取れる成分で、こちらも甘味料として使われます。
抽出には、圧搾する方法と、薬剤を使用する方法があり、薬剤により抽出されたビートバルブは、善玉菌などの有効成分を壊してしまいます。
さらに微量の薬剤が残ることで健康被害が心配されますが、ペットフードや家畜の飼料として含まれるビートパルプは、圧搾により抽出されていることが多いといわれています。
ただ、真偽を確かめることは困難なので、信頼できるペットフードメーカーを選ぶ必要があります。
ビートバルブには食物繊維が多く含まれているので、適量であれば毛玉の排出や便秘解消のために役立ちます。
食物繊維を増やす目的で使用されているキャットフードもあります。

2.基準値内であれば問題ない

合成調味料も、添加物として認識されることがあり、余計なものは体に良くないという印象をもたれがちです。
合成調味料に関しては、基準値内の摂取であれば副作用の可能性はほとんどなく、むしろ食いつきが良くなるなどのメリットもあります。
甘味料については、猫の味覚は甘味を感じることが殆どできないので、使用していなくても何ら問題はないと想定されます。

おすすめコラム一覧Related column