キャットフードで猫の老化を予防しよう

1.猫の寿命とキャットフードの関係

猫は、人の約5倍のスピードで年をとるといわれています。
猫のライフステージの区分や呼び名については、ペットフードメーカーなどにより微妙にことなりますが、大まかに分けると、生後半年を過ぎると青年期になり、発情期が始まる猫もいます。
3歳で青年期を迎え、7歳を過ぎると壮年期、15歳以降は老年期に入ります。
室内猫の平均寿命は、16年程ですが、世界には30年以上生きた猫もいるようです。
猫が老化を予防するためには、適度な栄養と適度な運動が必要です。
適切なキャットフードを選ぶことが、猫の健康を維持し、長生きしてもらう秘訣になります。

2.猫の老化とは

老化がすすむと、察知能力が低下して物音などへの反応が鈍くなります。
関節や筋肉が弱くなることで、身体能力が衰えるため一日中寝ていることが増えます。
また、毛にハリやコシがなくなってパサパサとした毛並みが目立つようになり、抜け毛の増加、色素がうすくなるなど、外見にも影響を及ぼします。
他には、加齢により内臓機能が低下し、腎臓病や尿路疾患などを発症しやすくなることや、白内障などの影響からくる視力の低下、聴力の衰え、認知症といった様々な症状が現れる可能性があります。

3.老化予防が期待できるキャットフード

3-1.摂取カロリーを抑える

老年期に入ると運動量が激減し、カロリーをあまり必要としなくなります。
その分、消費カロリー以上のキャットフードを食べることで、肥満へ繋がることがあります。
肥満になると心臓病や糖尿病のリスクが高まるため、運動量が落ちてきたら、低カロリーのキャットフードに切り替えて、カロリーを調整してあげるようにしましょう。
また、肉や魚が多く配合された品質のよい高タンパク質のフードは消化吸収が良くエネルギー代謝も高まります。
消化器官に負担を与えやすい添加物や穀類を使っていないフードを選ぶことも、老化予防につながります。
なお、猫の健康状態によっては高タンパク質のフードが逆に負担となることがありますので、猫が高齢にさしかかったら定期的に動物病院へ足を運ぶようにしましょう。

3-2.ポリフェノール

老化の大きな原因は活性酸素による細胞の酸化が影響しています。
酸化を防止するために、強い抗酸化作用のあるポリフェノール配合のキャットフードもあります。
老猫期になって与えるよりは、7歳以降の壮年期頃から与えることで、健康維持も期待できます。

3-3.タウリン

猫の必須アミノ酸でもあるタウリンは、心臓や肝臓などに多く存在するアミノ酸の1つで、体の機能を正常に保つ働きがあります。
肝機能や免疫機能不全の予防が期待でき、抗酸化作用もあります。
体内でメチオニンとシステインから作られますが、合成能力が弱い上に必要とする量が多いため、サプリメントなどで補うとよいでしょう。

3-4.オメガ3系の不飽和脂肪酸

青魚に多く含まれるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸をとることで、体内で起こる様々な炎症を抑制します。
また、血液をサラサラにする効果があるため、心臓や腎臓への負担を軽減し、認知症の予防なども期待できます。
血流をアップすることで、皮膚や毛並みの調子を整えることにもつながりますが、青魚をそのまま与えるとビタミンEが不足し、脂肪が炎症を引き起こし黄色脂肪症(イエローファット)という病気つながることがあるので注意が必要です。

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