キャットフードの原材料(油脂)

1.キャットフードに使われる油脂とは

キャットフードの原材料には、油脂が使われています。
油脂の表記もメーカーによって異なり、良質なキャットフードであれば、何由来の油脂なのかが記載されている商品が多いので、確認するようにしましょう。
肥満気味の猫のダイエットのために、脂質をカットしようとする方もいますが、脂肪酸は、猫が生きるためには欠かせません。
適切な脂質をとることは、猫の健康を維持するために、なるべく質の良い原材料が使われたフードを選ぶようにしましょう。

2.油脂の特徴

油脂は、炭水化物やタンパク質よりもエネルギーを持っています。
エネルギー源として、猫のからだに作用するため、カロリーの補給に効果的です。
油脂には、動物性油脂と植物性油脂があり、それぞれに特徴があります。

2-1.動物性油脂

油脂の記載に、「動物性油脂」とだけ記載されたキャットフードがありますが、何の動物から抽出した油脂なのかが曖昧で、確認する手段がほぼありません。
動物性油脂には、牛脂(タロー)、豚脂(ラード)、鶏油(チキンオイル)、魚油(フィッシュオイル)などが含まれます。
酸化しやすいという特徴があるため、油脂のための酸化防止剤が配合されています。

2-2.植物性油脂

植物性油脂は、植物から抽出された油脂で、コーン油やパーム油、大豆油、月見草オイル、アマニ油、胚芽油などがあります。
高温の圧搾方法により抽出された油は、ビタミンやミネラルが破壊されている可能性があります。
熱を加えない冷圧法で抽出された油脂は、豊富な栄養はそのまま残っているので、猫の健康にも良い影響を与えます。

3.脂肪酸の種類

3-1.飽和脂肪酸

油脂などの脂質を構成する脂肪酸の一つに、飽和脂肪酸があります。
動物性油脂や大豆油、パーム油に多く含まれており、代表的な成分は、ラウリン酸・ミリスチン酸・パルミチン酸があります。
摂りすぎによる肥満や心臓への負担が懸念されます。

3-2.不飽和脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)

成長するために欠かせない、必須脂肪酸でもある多価不飽和脂肪酸は、大豆油やヒマワリ油、青魚に多く含まれます。
オメガ3脂肪酸のα-リノレン酸や、DHA・EPAなどの成分が該当します。
オメガ6脂肪酸には、γリノレン酸、リノール酸、アラキドン酸などが挙げられます。
血液をサラサラにし、認知症や老化予防にも働きかけます。

3-3.不飽和脂肪酸(一価不飽和脂肪酸)

一価不飽和脂肪酸オリーブオイルやベニバナ油に多く含まれるオレイン酸などが代表的な成分です。
血液中の悪玉コレステロールを減らす効果があります。

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