キャットフードの原材料(肉副産物・ミート副産物・肉粉・ミートミール)

1.肉副産物(ミート副産物)について

キャットフードの原材料には、人間用の食肉を加工する工程ででききる副産物が使用されています。
牛や豚、鶏などの家畜から、枝肉と副産物に分解されます。
正肉と原皮を取り除いた部位はすべて副産物となります。
牛・豚・鶏からは、約50%の副産物が摂れ、その中から内臓類の可食部位をはじめ、鶏ガラやだし用の骨や脂肪などは、食用としても流通しています。

2.肉粉

肉副産物から油脂を生産するレンダリングという工程により、牛脂やラードなどの食用油脂の他、工業用の加工油脂、飼料や肥料などが作られています。
油脂を生産したあとに残る搾りかすが肉粉となり、ペットフードに利用されています。
世界的にBSE(狂牛病)が流行したことをきっかけに、BSE検査を受けた牛を使用し、さらに危険部位を取り除いたうえで熱処理されるなど、安全性に配慮されています

3.ミートミール(チキンミール・ポークミールなど)

レンダリングの過程で熱処理され、油脂と固形物に分けられますが、固形物がいわゆるミールと呼ばれています。
ペットフードや飼料、肥料に使われています。
レンダリングは畜種別に行われるため、複数種の動物が混ざり合うことはありません。

4.4Dミートとは?

アメリカでは、食肉の品質を9段階にランク分けしていて、その最下層のランク9に4Dミートが設定されています。
4つのDにはそれぞれ、Dead(死んだ動物の肉)・Dying(死にかけの動物の肉)・Diseased(病気の動物の肉)・Disabled(障害のある動物の肉)という意味があり、人は決して口にすることのない品質の肉です。
ランク7以下の肉は食肉として認められず、通常は廃棄されてしまいます。
過去には悪質な業者によっては廃棄コストを抑えるためにペットフードに流用していたことがありました。
人間の世界でも食品偽装があるように、現在のペットフード業界においても、ないとは言えない問題です。
特に、原材料を他国から輸入してキャットフードを製造している場合、監視の目が行き届かないという不安もあります。
もちろん、多くのペットフードメーカーでは安全基準や原材料にも厳しいチェックを経て製造されています。
それでも心配であれば、ミールや粉をなるべく使っていない製品を選び、原材料の飼育・加工・流通を明確に公開しているトレーサビリティーを導入した、信頼できるメーカーを選択することで、安心を得ることができます。

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