キャットフードの原材料(穀物)

1.キャットフードに使われる穀物とは

キャットフードには、穀物が使われている商品が多くあります。
猫は穀類の消化が得意ではないといわれていますが、多くのキャットフードには以下の穀物が使用されています。

1-1.小麦

小麦粉の成分は、7割ほどがでんぷんやブドウ糖で、残りの1割がタンパク質です。
ほかにも食物繊維やビタミンや鉄分、ミネラルなども含まれ、適度に摂ることで、健康維持の役割を果たします。
ただ、猫はデンプンやブドウ糖などの糖質の吸収をコントロールすることができないため、与えすぎには注意が必要です。

1-2.大麦

大麦は小麦より食物繊維が多く、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のどちらもバランス良く含んでいます。
大麦には、β-グルカンと呼ばれる水溶性食物繊維が多く含まれます。
糖やコレステロールの吸収を抑えて免疫力の向上に働きかけます。
小麦粉に含まれる植物性タンパク質はグルテンですが、大麦のタンパク質は、粘りのすくないホルデインと呼ばれるタンパク質です。

1-3.米

オリゼニンと呼ばれるタンパク質を多く含み、小麦同様にでんぷんが多く含まれます。
小麦と比較するとアレルギーを発症する猫が少ないということから、プレミアムフードなど、原材料にこだわったキャットフードに使われることが多くあります。
食物繊維が摂れるので、下痢や便秘解消、肥満対策用のキャットフードに使われることがあります。

1-4.玄米

玄米は、米よりも食物繊維が豊富で、ビタミンやミネラルを多く含みます。
カロリーは米と大差ありませんが、エネルギー代謝に利用されるビタミンB群や、抗酸化作用を持つビタミンEが豊富です。
抗酸化作用は、猫にとってもアンチエイジングとして期待できるので、適度に与えることで若々しさを維持することに働きかけます。

2.穀類とキャットフード

猫は、人とは異なり炭水化物である糖質を消化するアミラーゼという酵素が唾液に含まれていないため、糖質の消化が得意ではないとされています。
そのせいで消化不良やアレルギー、便秘などを引き起こす可能性があるという説もありますが、全ての猫が健康被害を起こすわけではありません。
国内外のキャットフードに穀類を含むキャットフードが数多く販売されており、実際に穀類が多いキャットフードを与えても何も異常を起こさない猫も多く存在します。
猫によって個体差があるので、なるべく品質のよいキャットフードを選んであげましょう。
もし、健康に異変があるようならば、グレインフリー(穀物不使用)のキャットフードなどを試してみても良いでしょう。

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