キャットフードの原材料(魚)

1.キャットフードに使われる魚とは

キャットフードには、魚が原材料のフードが多くあります。
サーモンやマグロ、イワシ、ニシン、タラ、鰹など、様々な種類の魚が使われています。

1-1.魚肉

魚の赤身や白身などの魚の身の部分にあたる部分をさします。
タンパク質や脂質が豊富で、魚の種類によっても栄養価が異なります。

1-2.乾物

魚を乾燥させて作った、鰹節やしらす干しなどです。
乾燥させることによって、アミノ酸などの栄養や塩分、カロリーが高くなります。
旨みが強くなるため、猫の食いつきが良くなります。

1-3.魚粉(フィッシュミール)

魚を蒸気で煮込み、煮汁や魚油を絞った残りを乾燥させて粉末化させたり、魚の加工段階で摂れる副産物を乾燥して粉末化されたりしています。

1-4.フィッシュエキス

フィッシュエキスは、魚の加工食品を製造する過程でとれる煮汁を濃縮して作られます。
旨味成分のアミノ酸が豊富で、食いつきを良くするための風味付けとして使用されます。

1-5.フィッシュパウダー

魚の加工食品を製造する過程でとれる煮汁を乾燥させて作るものと、魚肉や骨や内臓など、魚まるごとを乾燥して粉末化したものがあります。
後者であれば、カルシウムやミネラルが豊富です。

2.魚が持つ栄養素

カルシウムやミネラルだけでなく、タンパク質や脂質も豊富に含みます。
マグロやアジ、サバが原料のキャットフードには、必須アミノ酸のひとつでもあるタウリンの含有量が優れています。
また、サーモンが原料のキャットフードはビタミンEが豊富です。
青魚の不飽和脂肪酸に含まれるDHA・EPAは、血液をサラサラにする働きがあり、血流が良くなると皮膚や被毛も健康になり、老化予防や認知症予防も期待できます。

3.魚が原材料であることのメリット

獣肉アレルギーや穀類アレルギーを持っている猫の食事には魚を試してみましょう。
魚がメインでも、肉や穀類など様々な原料を使っているフードは多いので、注意は必要です。
もちろん、魚がアレルギーの猫も多いので、猫に適したフードを与える事が大切です。
サーモンは魚の中でも食い付きが良いことが多く、消化やエネルギー吸収に優れています。

4.魚を使ったキャットフードで注意すること

フィッシュミールやフィッシュエキス、パウダーが多用されているフードは、穀類がメインで味や風味付けとして魚を使用している商品も多くあります。
その場合、猫が必要とするタンパク質や魚本来の栄養価をあまり補えないことがあります。
全てではありませんが、中には鮮度や品質に問題がある魚を使用している可能性もあります。
魚の種類の中でも、青魚を摂りすぎると不飽和脂肪酸も多く摂ることになるため、ビタミンEを多く消耗します。
ビタミンEが不足すると脂肪が炎症を起こし、シコリなどを作る黄色脂肪症(イエローファット)にかかるリスクが高くなります。
抗酸化作用の強い不飽和脂肪酸が体に与える影響にはメリットも多いですが、青魚の配合が多いキャットフードを毎日の主食にするには、リスクを踏まえて選ぶようにしましょう。

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