猫に必要なキャットフードの成分とは

1.猫が健康を維持するための栄養

猫が健康に生きるために必要な栄養素は、タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルです。
健康な猫が必要とする栄養には基準がありますが、猫の年齢や体重、健康状態や生活環境に応じて必要な栄養の比率は変わります。
例えば腎臓が弱くなった猫であれば、リンやマグネシウムを控える必要があるなど、猫の状態に合わせたフード選びをすることが必要です。

2.市販のキャットフードには基準が定められている

AAFCO(米国飼料検査官協会)によって、ペットフードの栄養基準に関するガイドラインが定められています。
各ペットフードメーカーは、分析試験と給与試験を経て、猫が健康を維持するための栄養が補完された、総合栄養食を販売することができます。
AAFCOが公開している基準値を参考に、キャットフードを選ぶと良いでしょう。

3.猫に必要な栄養素

3-1.タンパク質

猫のエネルギー源として重要な栄養素です。
動物性のタンパク質は、肉や魚、卵、チーズなどから得られ、植物性のタンパク質は大豆などから得られます。
タンパク質は体内でアミノ酸に分解され、筋肉や内臓など全身の細胞で活用されます。
猫自身が合成することのできない必須アミノ酸は、食事から補う必要があります。
キャットフードを選ぶときは、タンパク質として補える原材料が何かを確認し、配合されている比率を確認するようにしましょう。
猫にとって大切な栄養素であるタウリンは、動物性のタンパク質からとることができます。
タウリンが不足すると、消化器官や神経伝達物質に異常をきたし、視力や心疾患など、全身に不調を引き起こす可能性があります。

3-2.脂質

脂質は、脳や筋肉でエネルギー源として代謝されます。
猫には必須脂肪酸があり、体内で作ることができないため、食事で補う必要があります。
エネルギー代謝に欠かせないリノール酸、アラキドン酸、αリノレン酸や、血流や神経組織に作用するDHA・EPAがあります。

3-3.炭水化物

炭水化物は、主に糖質と食物繊維で構成されています。
猫は基本的に炭水化物の摂取を必要としませんが、食物繊維は腸内環境を整え、排便をスムーズに促す作用があります。

3-4.ビタミン・ミネラル

ビタミンやミネラルは、猫が健康な体を維持するためには欠かせない成分です。
脂溶性ビタミンでもあるビタミンA・ビタミンD・ビタミンEは、皮膚や粘膜、血管などに作用し、正常で健康な状態を維持する役割があります。
水溶性ビタミンのビタミンB群やビタミンC・葉酸やパントテン酸には、細胞やエネルギーの代謝を促すそれぞれの大切な役割を果たします。
カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルもバランスよく摂取する必要があり、骨や筋肉、ホルモンバランスの調整など、体を構成し、維持するために欠かせません。

おすすめコラム一覧Related column