キャットフードに含まれていると危険な添加物

1.キャットフードに使われる添加物の目的

キャットフードに使われる添加物は、品質の劣化や腐敗を防ぐことや、おいしそうな色合いや風味付けなどが目的に使用されています。
水分や脂質の多いウェットフードだけではなく、ドライフードも同様です。
添加物として特に注意が必要な酸化防止剤は、製品の劣化を防ぎ、品質を安定させるために使われていますが、猫の健康のために避けたほうが良いものもあります。

2.酸化防止剤について

酸化防止剤には、「天然由来」「天然型由来」「合成型」の3種類があります。
天然由来のものであれば、ハーブや緑茶などの植物から抽出されて安全性も高いため、選ぶのであれば天然由来酸化防止剤が使われているキャットフードを選んだほうが良いでしょう。
天然型由来のものは、天然由来のビタミンEに酢酸を加えてビタミンの形状を安定化させたものです。
合成型の酸化防止剤は主に石油から合成され、強い毒性をもっているものもあるため、猫の健康被害などが懸念されます。

2-1.BHA(チルヒドロキシアニソール)

ガソリンの酸化防止剤として使用されていた化学物質で、バターや冷凍の魚介類など、人間の食品にも使用されていました。
ですが、動物実験により発がん性が確認され、呼吸器や消化器官、肝機能などに障害をもたらす毒性が確認されています。
人間の食品では、厚生省による添加物の使用基準により、「油脂やバター、魚介乾製品、魚介塩蔵品、乾燥裏ごしいも」であれば1kgあたり0.2gまで、魚介冷凍食品の浸漬液の場合1kgあたり1gまでの使用が認められています。
キャットフードでは、油脂の酸化防止を目的に使用されており、ペットフード安全法で決められた基準に基づいて使用されています。

2-2.BHT(ブチルヒドロキシトルエン)

BHTは、塗料や接着剤、ポリプロピレンなどのプラスチック製品の安定剤や、バターやガムなどの食品にも酸化防止剤として使用されています。
キャットフードでは、味付け目的の油脂が酸化することを防ぐために使用されています。
人間に対しての発がん性は確認されていませんが、アメリカでは、BHTを用いた動物実験により、脱毛症や無眼症、さらに膀胱がんや甲状腺がんを誘発する可能性があると確認されています。

2-3.エトキシキン

キャットフードに含まれる脂質やビタミン類の酸化を防止する目的で使用されます。
日本国内では飼料添加物として認可されていますが、国外ではペットフードの酸化防止剤としての用途以外に、リンゴなどのやけ防止剤や殺菌剤といった農薬としても使用されています。
3人間とは異なる使用基準 エトキシキン、BHA、BHTのペットフードの使用基準では、ペットフード安全法により、3種類の合計で1gあたり150μgまでの使用が認められています。
人間と比べると寛容な基準値が設定されていますが、猫だから安全ということではなく、ペットに対しての健康被害についての研究が人間の場合ほど進んでいないためともいわれています。

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