美味しそうな色のついているキャットフードには注意

1.猫は色を気にしない

キャットフードの中には、カラフルで可愛い色や、美味しそうな鮮やかな色をしているものがあります。
この色は、着色料や、亜硝酸ナトリウムや硝酸カリウムなどの発色剤を使って新鮮で美味しそうなフードを演出しています。
キャットフードを選ぶ飼い主にとっては、新鮮で美味しそうに「見える」ことも購入のポイントとなりますが、猫にとっては意味がありません。
猫は夜行性のため、色よりも光を感じて周囲を認識しており、色覚は人よりも劣っています。
ある研究では、猫は赤色をはっきり認識できていないともいわれています。

2.着色料は飼い主へのアピール

キャットフードを選ぶのは、視覚で食べ物の良し悪しを判別することが多い人間です。
肉が原材料のキャットフードの場合、赤味があり、きれいなピンクの肉は新鮮で美味しそうという印象を受けますが、先ほど記述したとおり猫は赤色をとくに認識できません。
そのため、お肉を美味しそうに見せる着色料は無意味です。

3.着色料の種類

着色料には、コールタールから作られる合成着色料と、鉱物や植物、動物などから抽出した天然着色料があります。
合成着色料は安価で食品の味に影響しないため、人間用の食品でも多く使われています。
天然の着色料は、合成着色料と比較すると高価で食品の味にも変化を与えることから、キャットフードで使われていることはあまりありません。
また、天然だから安全ということはありません。
例えば、セイヨウアカネから抽出されるアカネ色素は長期の研究の結果により発がん性が疑われ、使用が禁止されました。

4.カラフルな着色料による健康への影響は?

着色料は猫にとって意味がないため、なるべく使用されていないキャットフードを与えた方が理想的です。
もし使用されていても、基本的に基準値内での使用であれば猫に健康被害を及ぼす可能性はないといわれています。
基準を大幅に超えた量を与えると発がん性などのリスクがありますが、着色料はほんの少しの量でしっかり染まるため、大量摂取は不可能と言ってよいでしょう。
ですが、基準値内であってもすべての猫に絶対に問題が現れないともいえず、アレルギーや消化不良などを引き起こす可能性も一部では懸念されています。
また、肉や魚など、原材料に対して直接使用する着色料や食品添加物は、表示義務がないためパッケージには記載されません。
このような現状が不安であれば、原材料の調達や加工・製造まで管理された、添加物不使用と記載されたプレミアムキャットフードを選ぶと安心です。

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