ウェットキャットフードの種類(総合栄養食)

1.猫の総合栄養食とは

総合栄養食は、猫が主食として摂ることを目的とし、成長や健康を維持するために必要な栄養素をバランスよく配合したキャットフードのことです。
総合栄養食と記載して販売するためには、ペットフード公正取引委員会が定める「分析試験」もしくは、実際にペットフードを与えて実験をする「給与試験」を行い、必要な栄養が基準値を満たしていることを証明する必要があります。

2.総合栄養食の栄養基準について

総合栄養食における栄養の基準は、AAFCO(米国飼料検査官協会)によってガイドラインが定められています。
この基準は世界中の国でペットフードの栄養基準とされ、日本でも、ペットフード公正取引協議会の規約にAAFCOの基準値が採用されています。

3.ライフステージ別の表記について

総合栄養食には、三段階のライフステージ(幼猫期・成長期/成猫期・維持期/妊娠期・授乳期)に分けられ、適応した成長段階が表示されています。
総合栄養食には、三段階すべての時期を賄うことができる「全成長段階用(オールステージ用)」のフードもあります。

4.総合栄養食を選ぶポイント

総合栄養食といえばドライフードがメインでしたが、近年ではウェットタイプの総合栄養食も各メーカーから製造・販売されるようになりました。
そのため、ウェットフードが好みの猫や、高齢化や事故などで歯や顎が弱い猫、食が細い猫、水を飲まない猫などに、適切な栄養素や水分を与えやすくなりました。
猫の好みや健康状態によって選ぶようにしましょう。
ただし、栄養素の基準を満たしているとはいえ、原材料に穀物を多く含んでいたり、食品添加物を多く使用していたりするフードは、猫の健康のために良いとは言えません。
総合栄養食の表記以外に、主原料に肉や魚を多く使用しているフードを選び、なるべく添加物を使用していない質の良いキャットフードを与えてあげましょう。

5.ウェットタイプの総合栄養食の与え方

総合栄養食は、毎日与えても栄養素的には問題ありません。
ですが、ドライフ―ドと比べて歯石や歯垢がつきやすくなるというデメリットもあります。
また、ウェットフードは匂いが強く食欲を感じやすいため、ドライフードを全く食べなくなる可能性があります。
高齢化や病気、環境の変化などで、いつ何があるかわかりません。
数日の旅行で家を空ける場合、ドライフードであれば自動給餌機も利用できます。
猫も飼い主も、いざという時に困らないよう、どのタイプのフードでも食べられるようにしておくと安心です。
ウェットフードとドライフードを交互に与えたり、ご褒美としてウェットフードを与えたりするなど、与え方にも工夫をしてみましょう。

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