ウェットキャットフードの種類(パテ・スープ・セミモイスト)

1.ウェットフードを活用しよう

ウェットフードには、猫缶と呼ばれるフレークタイプ以外にもいくつかの種類があります。
どのタイプも水分を多く含み、匂いや食感、原材料にこだわり嗜好性を高めたフードなので、猫の好みに応じて食いつきを良くするために利用できます。

1-1.パテタイプ

パテタイプのキャットフードは、肉や魚介類をなめらかなペーストやムース状にしています。
消化に良く、仔猫や老猫など、歯や消化器官への負担が心配な猫にも安心して与えることができます。
嗜好性も高く、味や原材料も様々な商品が作られていますが、水分が多いため1食分を缶詰やトレーに分けているフードが多く、カロリーが決まっています。
総合栄養食のパテタイプもあるのですが、猫は体重やライフステージにより必要なカロリーが異なるため、不足したカロリーは別で補う必要があります。
なめらかで水分が多いため、ドライキャットフードに混ぜやすく、トッピングとして活用しても良いでしょう。
他にも、薬を飲ませたいときにパテタイプに混ぜると、食べてくれるのでおすすめです。

1-2.スープ・シチュータイプ

ウェットキャットフードの中で一番水分が多いスープタイプは、たっぷりの水分に素材がゴロッと入ったアルミパウチの商品が主流です。
ほとんどが一般食で、嗜好性を高めるためにこだわった素材や味つけがされている商品も多くあります。
水分を多く摂ることができるので、水をあまり飲まない猫にそのまま与えたり、総合栄養食のドライフードを混ぜて与えたりしても良いでしょう。
スープタイプには、シチュータイプと呼ばれるとろみの強いフードもありますが、仔猫や病気の影響で食欲がない猫に与える場合は、ぬるま湯を足してあげると、食べやすくなるので試してみましょう。

1-3.セミモイストタイプ

セミモイストタイプのキャットフードは、水分含有量が25%~35%程度あり、ドライフードとウェットフードの中間の柔らかいキャットフードです。
歯や噛む力が衰えた猫にぴったりの、ソフトな食感なので、シニア猫向けの商品が製造されています。
ドライフードに似た形状ですが、水分が多いため、酸化や腐敗が進みやすく日持ちもしません。
開封後は時間をかけずに食べ切ることが必要です。
セミドライフードの保湿に使われていたプロピレングリコールは、猫の赤血球に影響を与え、溶血性貧血の原因になります。
また、酸素を全身に運ぶ働きがあるヘモグロビンが減少して全身に行き渡らなくなることも確認され、ペットフード安全法により使用が禁止されました。
このため、プロピレングリコールを使用しないフードが販売されていますが、キャットフード市場において、セミモイストタイプのキャットフードはあまり製造されなくなりました。

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