アメリカ産のキャットフード

1.厳しい基準による品質管理

1990年代初期に発表されたAAFCO(全米飼料検査官協会)によるペットフードの栄養基準は、世界中で採用されています。
犬や猫において、それぞれのライフステージ別に必要な栄養を数値化し、栄養基準を設定することや、ラベルの表示基準なども定めています。
アメリカ国内では、連邦政府により、ペットフードの原材料や製造方法における安全基準がチェックされています。
連邦政府の機関には、アメリカ合衆国農務省(USDA)・アメリカ食品医薬品局(FDA)・連邦取引委員会(FTS)などがあり、立ち入り検査や指導などが定期的に行われています。
さらにそれぞれの州の政府によって、ペットフードの規則が別途定められており、これらの複数の機関の管理により、アメリカで製造されるペットフードにおける安全性が確保されています。
AAFCOの規則には、連邦政府の規則と同等の基準を保つために統一され、法的な効力を持っています。
AAFCOが定めたペットフードの栄養基準を満たすことを証明するためには、給与試験と分析試験の2つをクリアする必要があります。

2.不当表示に注意

キャットフードには、「AAFCO合格品」のように、AAFCOによる認定を受けて、安全であることをアピールしている商品が存在します。
AAFCOは、検査・認定をする機関ではなく、ペットに必要な栄養の数値を定め、ガイドラインを発行しているにすぎません。
このような表記は、日本では「ペットフードの表示に関する公正競争規約」において、不当であると判断されます。
インターネットでの通販などでは、公開している情報や成分が不十分な場合も一部見受けられます。
事前に調べて、信頼できるサイトから購入するように気をつけましょう。

3.アメリカ産は安全?

アメリカでのペットフードの基準は、日本よりも法令や基準が厳しいため、比較的安全な商品が多いとされています。
ただ、猫の主なエネルギー源であるタンパク質が、トウモロコシや小麦などの穀物を使用している商品などもあります。
アメリカ産のキャットフードだけにいえることではありませんが、必ず原材料を確認し、タンパク質がとれる原材料が何か、どのような添加物を使用しているのかなど、必要な情報をしっかりと確認し、選ぶようにしましょう。

4.ペットフード大量リコール事件に学ぶ

アメリカでは、2007年に中国からメラミンやシアヌル酸などの汚染物質が入った小麦グルテンをペットフードに使用したことで、犬や猫が腎不全を起こし、大量死しました。
この事件をきっかけに、ペットフードにおける安全性がより注目されることになり、多くのペットフードメーカーへの戒めとなりました。
その結果、現在では品質管理を徹底し、高い品質の商品が作られています。

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